成功している社長の数字の見方

勝ち組社長になるための決算書の取り扱い説明書です。

税理士・税理士事務所の選び方

事業をしていると切り離せないものの一つに、税理士or税理士事務所があります。

 

どんなところへ頼んだらいいのか分からない・・・ということを耳にします。

 

いきなり結論になってしまいますが、

 

 相性です。

 

税理士事務所と付き合う前と付き合った後で分けて見ていきたいと思います。 

 

 

★税理士事務所と付き合う前の段階

ラーメン屋さんならラーメンが美味しいお店という事になるのでしょうが、税理士・税理士事務所の選択に当たって最重要なのは相性です。

 

私は医者の能力の差が分かりません。どこのクリニックがいいのか見当がつきません。だからクリニックと院長の雰囲気で選びます。もし、どうにも体が楽にならなければ、何件かクリニックをまわるか、大病院にいきます。普段の病気を診てもらうのに偉そうなドクターのところには行きたくありません。人間味がある人に診てもらいたいと思います。

 

日常的に利用しているクリニックはおそらく多くの方が私と同じような視点で選ばれているのではないでしょうか。

 

税理士事務所を選ぶときもこれと同じでいいと思います。無理して気の合わない事務所、所長、担当者と付き合う必要はありません。

 

税理士も話がしやすいし、担当者も話がしやすいという事務所を選ぶのがベストですが、最初の取っ掛かりは相性の合う税理士との出会いです。

 

どうやって、自分と合いそうな税理士を探すか??

 

異業種交流会?セミナー?紹介?税理士紹介会社?

 

だいたい税理士と出会うパターンはこの4つになってくると思います。

どれかのパターンで出会ったとします。
それでちょっと気になるなぁと思ったら飲みに誘うのが一番です。(4つ目の紹介会社斡旋だと難しいかもしれません・・・)
昼間の顔は、よそ行きの顔をしているので本当の顔が分かりません。

 

経営者と税理士は会社のお金の話をする関係です。格好つけた関係が続いたら疲れてしまいますよね。ざっくばらんに話ができる関係になれるのが一番です。

 

男女が付き合う前に何度か食事デートをするように、税理士と何回か飲みに行くのが一番です。この時は、仕事の話しはしなくていいんです。その税理士がどんな人間か、自分と合うかというのを見る時間に使います。

 

本当に男女が付き合う前の様ですが、これでいいんです。なんとなく、いいかなぁとおもったらそのタイミングで仕事の話をして見てください。相性や人間関係という面ではスムーズに仕事に移れるはずです。

 

そこから先の金額等の条件は、初対面の人でも知り合いでも話しは生じますのでビジネスライクに対応すればいいんです。

 

一言で言えば、”飲みにケーション”で選ぶというのが結論になります。

 

知人の社長から紹介してもらう場合でも、紹介だからといきなり契約する必要はありません。その時は、その知人社長に場をセッティングしてもらって3人で一緒に飲んだらいいんです。

 

 

 

 ★税理士事務所と付き合った後

税理士事務所と契約しても、日常の対応を税理士が行うとは限りません。お客様の対応を全て税理士が行っているという事務所はどちらかというと少数派です。多くの事務所が、職員を抱え日常的なお客様対応は職員にさせています。

 

そうなってくると、圧倒的に顔を合わせる頻度は担当職員が多くなります。その中で人間関係が出来てきて、仮に社長がその担当者を気に入ったとしても、残念ながらその担当者は高い確率で転職していきます。

 

会計業界は職員の出入りの激しい業界です。理由は、業界がブラックというのと、事務所がコンビニ並みにたくさんあって転職先に困らないからです。

 

お気に入りの担当者が転職するときに社長はどうしますか?結論から言うと、相性的にいいということであれば、その職員についていくことをオススメします。職員が担当を持って仕事を行う事務所は、それがスタイルです。税理士が前面に出てくることはよほどの上顧客以外はありません。そして次に担当する人間が社長と合うかどうかも分かりません。能力も玉石混合なので、次に担当する人間が優秀かどうかも分かりません。

 

こんな理由から、その担当者が気に入った場合はその担当者と仕事を続けていく方がいいと思います。少なくとも、転職先の名刺か連絡先を聞いておくといいでしょう。

 

担当職員が可もなく不可もなくであれば、そのまま今の事務所と契約を続けて、新しい担当者が来るのを待っても差し支えないと思います。

 

いかがでしたでしょうか?
税理士事務所を選ぶとき、変える時の参考にしていただければと思います。

 

 

 

 

経営者と税理士が、よそ行きの顔をずっと通し続けるのは難しいです。