成功している社長の数字の見方

勝ち組社長になるための決算書の取り扱い説明書です。

〇〇計画についてまとめてみる

・下降気味の業績をくい止めたい

・借入金が減らない(増えている)

・会社を大きくしたい

 

何かしら現状に不満、不安、課題を感じていらっしゃる経営者の方は、事業計画を作成して見られることをオススメします。よくそんなの無駄だという声を聴きますが、中途半端に終わるので無駄に終わることが多いだと思います。継続して取り組むことが出来れば非常に有効な手法です。

 

 

さて、私のブログの中でも、巷の書籍でも、事業計画、売上計画、利益計画、行動計画、実行計画、経営計画、中期経営計画、長期経営計画など〇〇計画という言葉色々と出てきます。

 

いずれの名称であっても、会社の業績を維持、回復、拡大させるための指針という部分では一致していますので、そんなに厳密に言葉を使い分ける必要ないのかなと思います。従って、〇〇計画という言葉が出てきたら、ご自身の慣れた言葉に変換して読んでいただいて問題ありません。

 

肝心なことは、会社の業績を維持、回復、拡大させるための指針(取り組み書)であるということです。

 

 

では、その〇〇計画を整理してい行きます!!

 

通常、損益計算書を見て何かを感じられると思いますので、スタートは損益計算書で結構です。

 

損益計算書を見て何かを感じる

貸借対照表を見て何かを感じる

 

③何とかしたいと思う

 

損益計算書貸借対照表の内訳(内容)を確認する

 

⑤必要に応じて更に詳細なデータを準備する

 

⑥会社の抱えている数字的な課題を浮き彫りにさせる

 

⑦社内ヒアリングを行い数字には見えない課題、不満を収集する

 

⑧自社の取り巻く環境を調査する

 

⑨課題をシェアして、取り組むべき課題を絞る

 

⑩課題解消に向けた具体的な取り組みプランを作成する(実行計画・行動計画の作成)

 

⑪実行開始

 

⑫定期的に状況を把握する(月例会議等)

 

⑬必要に応じて改善を入れていく

 

 

 

本当に①~⑬までやり通すことができたら、何か変化が起こると思いませんか? 

現実には、中小企業の多くが③か④で止まってしまうのが現状だと思います。
⑤の詳細なデータ(主に売上に関するデータ)もない会社もたくさんあります。⑤が事業計画を策定していく中での第一の壁となります。

 

③何とかしたいと思う

損益計算書貸借対照表の内訳(内容)を確認する

⑤必要に応じて更に詳細なデータを準備する

 

 

売上データを揃えて、数字上の課題が浮き彫りになったところで、第二の壁があります。

⑦社内ヒアリングを行い数字には見えない課題、不満を収集する

 

従業員の本当の声が拾えるか?という問題です。しかし、ここを通らないと血の通った計画書は作成できません。合意を得ていくプロセスの中で重要なポイントとなります。社内で対応できない場合は、コンサルや会計事務所を使って、社内の真の声を収集します。

 

 

ここ乗り換えて第三の壁となるのが、行動の継続です。

⑪実行開始

⑫定期的に状況を把握する(月例会議等)

 

作成した計画を継続し続けることができるか?という壁です。せっかく第二の壁を乗り越えることが出来ても、日々の業務に忙殺されていつの間にか、いつもの日常に戻ってしまっては、折角の計画も・・・です。

 

 

いくつか乗り越えないといけない壁がありますが、ここまでをやり通す習慣が出来てしまえば成果が出てきます。コンサル会社や会計事務所のサポートを受けながら進めると途中で頓挫する確率も減っていきますので、是非取り組んで行きたいと思われる場合はそういった外のチカラも借りながら取り組んでみられることをオススメします。